03 地域別郷土ラーメン
そば処「山形」。ラーメンを出すそば屋さん?
山形ラーメンという言葉を耳にすることは少ないが、「冷やしラーメン」と言えば大半の人が耳にしたことがあるだろう。他にも山形のラーメンは、米沢ラーメン、酒田ラーメン、赤湯ラーメンを筆頭に多くの特徴的なご当地ラーメンが存在する。山形全体では特徴と言えるものは少ない。しいてあげるのであれば山形は全国有数のそば処であり、ラーメンを出すそば屋さんがとても多い。注文の8割がラーメンという店舗まで存在する。麺に関しては、水が旨いことからこれを十分に活かすためか加水率が高い麺を使用している。また、山形に限らないがどんぶりに電話番号が書いてある店舗も多い。昔から営業していて、出前をしている(していた)ということからである。
冷やしラーメン発祥の地
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最近、夏には必ずといっても良いくらいTVのCMやコンビニエンスストアなどで見かける「冷やしラーメン」。この「冷やしラーメン」発祥は山形である。寒さ厳しい東北地方でなぜ誕生したのか?寒さばかりが印象にあるが、夏の暑さも相当なものである。40.8度、日本最高気温である。山形は、この気温を1933年(昭和8年)夏に記録して以来、2007年(平成19年)岐阜県多治見市、埼玉県熊谷市に更新されるまで74年もの間、日本で一番暑い場所であった。
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そんな暑さの中から「冷やしラーメン」は誕生した。きっかけは1951年(昭和26年)山形市内にある「栄屋」(現在は「栄屋本店」)の店主と常連客の会話からであった。「冷たいそばがあるのだから、冷たい中華そばがあってもいいのでは?」「そうだな、考えてみるか。」“こだわり”のそば打ち名人であった当時の店主阿部専四郎さん(故人)は熟考、試作を重ね、スープに浮かぶ脂を取ることに苦労しながら翌1952年(昭和27年)夏、日本で最初の冷たい中華そば「冷やしラーメン」が誕生した。山形の気候、風土、文化、人々の知恵と工夫が「冷やしラーメン」を生み出したと言っても過言ではない。
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味噌ラーメンの発祥の地?
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味噌ラーメンといえば札幌をイメージすることが多いが、意外にも山形でも古くから味噌ラーメンがメニューとして出されていた。札幌味噌ラーメンの元祖は「味の三平」であり、昭和30年中頃に発売されている。当館に出店中の赤湯からみそラーメン「龍上海本店」では、1960年(昭和35年)から発売されていた。このことから「龍上海本店」は、味噌ラーメンの元祖である可能性もある。本州初の味噌ラーメンであることには間違いないだろう。
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「山形ラーメン」のトリビア
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〜山形県民は日本一のラーメン好き〜
山形の1人あたりのラーメンに消費する金額を見ると全国でダントツの1位である。総務省統計局による「家計調査から見た品目別支出金額の県庁所在市ランキング」中華そば部門で2位である仙台市を大きく引き離している。また、日本そば・うどん部門でも讃岐うどんの本場である高松に次いで2位となっている。そば屋さんでラーメン、お客さんが家に来れば出前のラーメンでおもてなしと、とにかく色々な場面でラーメンを食べる地域なのである。
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外食支出金額の県庁所在市ランキング
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山形の特徴的ラーメン分布