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岩手「らーめんの千草」

創業75年。初代の味が復活

75周年を迎えた、岩手県屈指の老舗「らーめんの千草」。
豚や香味野菜など一切使用せず、鶏のみでとった琥珀色の「純鶏スープ」は、ラーメン1杯に0.5羽分の鶏が使用されています。チャーシューも鶏を使用する徹底振り。地元では95%以上の人が食べたことのある超がつく有名店。今回の出店では75周年を機に原点回帰として三代目が初代の頃のラーメンを復活。スープの濃度を上げ、タレの旨味も増し、鶏油の量も今よりも増やしたため、より輪郭のあるラーメンに仕上がりました。
75年の歴史が詰まったこのラーメンを、是非この機会にお召し上がりください。

① スープ

スープに使われているのは丸鶏と鶏ガラのみ。一般的にラーメンに使用される、ネギ、生姜、にんにくといった香味野菜までも一切使用しない鶏純粋のスープ。初代の頃のようなはっきりとした味を表現するため、いつもより火加減を変えています。
醤油ダレは、前日使用した醤油ダレと新しい醤油をブレンドし、スープに使用した丸鶏の肉を漬け込みます。前日の醤油ダレを入れることにより、いわゆる鰻のタレ同様、継ぎ足された醤油ダレは日に日に旨みが増し75年分の旨味が凝縮しています。
スープの濃度を上げ、タレの旨味も増し、鶏油の量も今よりも増やしたため、より輪郭のあるラーメンに仕上がりました。

② 麺

千草の麺は白っぽく、かん水少な目の中細ちぢれ麺。スープとの相性という意味では良き伴侶と言うべきかも知れないほど自然にのどを通ります。

③ 具材

醤油ダレで味付けした鶏のチャーシューは鶏のモモ肉とムネ肉を使用。創業時から継ぎ足しの醤油ダレで煮込まれており、旨味が凝縮しています。

細縮れ醤油

主なメニュー

らーめん
950円
ミニらーめん
680円
煮玉子入りらーめん
1,150円
ミニ煮玉子入りらーめん
880円
ごろっと鶏チャーシューめん
1,400円
千草名物 鶏皮
200円
ごはん
150円
味付玉子
200円
ビール
500円

※メニューは一例です。
※メニューおよび価格等は予告なく変更になる場合があります。
※品切れの際はご了承ください。

この店舗のお知らせ

お知らせはありません。

本店紹介

らーめんの千草
住所:岩手県久慈市二十八日町1-10

店主紹介

創業は昭和23年。戦前は酪農家を営んでいた遠藤正夫さん、レイさん夫妻が、隣町で流行っていた支那そばをみて、これならば私たちにもできるのではと「千草食堂」を開業したのが始まりです。

千草のラーメンは創業当時から鶏100%で作られています。そのルーツはレイさんの実家である岩手県葛巻町で振舞われていたキジ汁です。お客さんが来た時のおもてなしとして、ニワトリをつぶし、そばを打つという昔からの風習があり、これをラーメンにしてお客様にお出ししたらどうかという発想から始まったようです。
創業当時、麺は毎朝一番列車で八戸まで買出しに行っていたようですが、創業から数年後のある日、製麺風景を見てこれならば自分にもできるのではないかと思い、東京から製麺機を取り寄せ、自己流で作るようになったようです。
創業当時は交通の便が悪く、自家用車もあまり無かった時代で、特にとなり村である山形村(昭和20年、21年当時は木炭生産量日本一)から木炭を久慈駅まで運ぶトラックがあり、用事のある人たちはこれに乗せてもらい久慈へ来て用事を済ませ、千草食堂で食事をしてトラックの帰る時間まで待つという習慣があったようです。
先代曰く、この人たちが足しげく通っていただいたことが今の千草に繋がっているとのことです。

昨年75周年を迎えた「らーめんの千草」の味は、現在三代目へと引き継がれています。
二代目となる遠藤勝さんが昭和41年に千草で働き始めます。勝さんは服部料理専門学校卒業後、都内のレストランで修業。その後「岩手で1番になりたい」という想いの元、千草で働き始めます。
勝さんはラーメン作りに没頭し、さらに千草は繁盛店となり、久慈ではラーメンと言えば"千草"というくらいまで地元では知らない人がいないほどの有名店になりました。その頃は18時まで営業していたのですが、あまりにも繁盛し、毎日スープ切れが続くようになり、昭和61年には千草食堂から現在の屋号となる"らーめんの千草"に変更し、営業時間も15時までとなりました。
そして三代目となる遠藤圭介さんが、平成10年頃から店に入るようになり、現在に至ります。三代目の圭介さんは2004年のラー博出店時の責任者として腕を振るっていただきました。