出店期間:2023年4月4日(火)~4月24日(月)
1968年創業。幻の塩ラーメンがラー博に復活
昭和40年代、函館で大旋風を巻き起こした「マメさん」。大繁盛のまま後継者不在のため閉店したことにより「幻の塩ラーメン」と言われるようになりました。その銘店が2000年、マメさん創業者によりラー博に復活。その後函館に帰郷オープン。
マメさんの特徴は表面に浮く「焦がし背脂」と、さっぱりした味わいながらコクのあるスープ。そして日高産のフノリを練りこんだ中細ストレート麺は、手間を惜しまず包丁切り。なめらかな食感がスープとマッチします。ラー博で復活を遂げたマメさんが23年ぶりに帰ってきます。
①スープ
タレは昆布や帆立、カニ等、魚介の旨味を凝縮。スープには豚、鶏、節類、野菜を使用。弱火で長時間煮だし濁らせないスープはサッパリとしていながらコクも充分。「マメさん」ゆかりの焦がし背脂の香ばしさがアクセントとなっております。
②麺
製麺所の社長でもあった岡田氏だからこそ、麺には特にこだわりました。麺にはうどん用の中力粉などをブレンド。つなぎとしてフノリが練りこまれており、函館ならではの潮の香りを表現するとともに、しなやかでソフトな麺に仕上げました。手間を惜しまず包丁切りにして、食感を損なうことなくご提供いたします。
③具材
具材はシンプルにチャーシュー、メンマ、ネギ、そして函館ラーメンでは定番のお麩。
細ストレート塩
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本店紹介
マメさん
住所:北海道函館市宝来町22-6
TEL:0138-27-8811
URL:https://www.hakodate.ne.jp/okadamen/news/index.html
店主紹介
「マメさん」の創業者 故・岡田芳也氏は、高校生の頃、たまたま立ち寄った屋台のラーメン店「龍鳳」の味に感動し、通い続けていました。
時は流れ、実家の製麺所「岡田製麺」に勤めていた岡田氏は、交通事故で閉店・療養中だった「龍鳳」の店主と偶然に出会いました。
その後、愛してやまないあの味への想いを伝え、ついには作り方を伝授されることとなりました。
そして昭和43年、岡田氏は函館駅前のビルに「マメさん」をオープン。
「龍鳳」の味をグレードアップさせた塩ラーメンは瞬く間に大人気となり、わずか11席の小さな店ながら、1日400杯を売る大繁盛店となりました。
しかしオープンから3年後、岡田氏は家業を継ぐため「岡田製麺」に戻ることとなりました。
その後、「マメさん」は後継者不在のため、昭和60年、大人気のまま閉店。かつて岡田氏が惚れ込んだ味は、またしても幻の味となってしまいました。
当館が函館の塩ラーメンを調査している頃、「昔大繁盛した幻の塩ラーメンがある」という情報を入手し、聞き込みを続けたところ、そのお店をやっていたのが、函館の老舗製麺会社「岡田製麺」の代表取締役であった岡田芳也氏だということが分かりました。
早速、岡田氏を訪ね、「マメさん」復活の話を切り出すも、岡田製麺の社長という立場があること、そして閉店から15年も経っていることから断られてしまいました。その後も交渉を重ねたものの、首を縦には振ってくれることはありませんでした。しかしある日、岡田氏から函館に来てほしいという連絡が入りました。
岡田氏は従業員に内緒で、昔の「マメさん」の味を再現していたのです。
「実は私が一番マメさんの復活を望んでいました。しかし私も経営者ですので、従業員の前でそんな簡単にやりますとは言えませんでした」とのことです。こうして15年の月日を経て、ラー博に「マメさん」が復活することとなりました。