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お知らせ 2025.10.28

タイで最も予約困難なラーメン店「新道らぁ麺」が日本初上陸!2025年10月28日(火)OPEN!!

いま、タイで最も話題を集めるラーメン店「新道らぁ麺」が、ついに日本上陸。予約開始と同時に席が埋まる"タイで最も予約が取れないラーメン店"が、2025年10月28日(火)新横浜ラーメン博物館に登場します。
日本のラーメン文化に感銘を受け、人生を賭けて一杯を作り上げたタイ人職人による、情熱の逆輸入プロジェクトです。

今回7年ぶりに復活する「逆輸入ラーメン」第6弾。その舞台として私たちが選んだのが、アジア屈指の美食と癒しの都「タイ」。

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ワット・ポー(Wat Pho)

 

そのタイで最も話題のラーメン店「新道らぁ麺」が、ついに日本へ。
その味に魅せられた者は、バンコクから車で1時間という不便さも厭わず、国内外から店を目指します。

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バンコク中心街から約30km離れた新道らぁ麺

 

予約開始と同時に席は埋まり、タイでもっとも予約困難なラーメン店と称される理由は、ただ美味しいからではなく、そこには"日本のラーメンを、誰よりも愛した"タイ人店主の並々ならぬ情熱と探究心があります。

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オープン前の新道らぁ麺

 

◎「新道らぁ麺」に宿る二つの情熱

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ジョーさんとデューさん

 

・日本で見つけた人生の道

店主のチャワポン・リーピパットパイブーン(通称:ジョー)氏は、元エンジニア。30歳で日本へ留学し、東京で出会ったラーメンの奥深さに衝撃を受けました。

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エンジニア時代のジョーさん

 

食べ歩きに没頭し「この一杯に、自分の人生を賭けたい」と一念発起。
論理的な思考と探究力を活かし、独学と現場経験で技術を磨き上げました。
2017年、帰国したジョー氏は、タイでもまだラーメン文化が未成熟だった頃に「新道らぁ麺」を創業。

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創業時の新道らぁ麺店内

 

・"最高の麺"を求めて

その挑戦を支えたのが、パートナーのスパシット・ラパーティクル氏(通称:デュー)。
ジョー氏の「最高のラーメンを作りたい」という熱意に応えるべく、デュー氏は製麺機を購入し、日本の製麺学校に自ら通い、さらには日本の国産小麦を自ら輸入するほど、麺づくりに情熱を注いできました。

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日本の大和ラーメン学校で製麺を学ぶデューさん

 

現在ではスープ、麺、具材に至るまで全てを自家製とし、日本の技とタイの気候・素材を融合させた一杯は、まさに"情熱の結晶"です。

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タイで製麺を行うデューさん

 

・情熱が国境を越える

その味は日本でも高く評価され、日本で最も予約困難なラーメン店の1つである銘店・飯田商店の店主、飯田将太氏も「彼らの情熱や探求心には脱帽。日本人が置き忘れた熱いものを感じる」と絶賛。

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技術と魂を兼ね備えたラーメンは、現地でも職人たちの指標となり、タイのラーメンシーンに新たな潮流を生み出しました。

 

・チーム支那そばやが前面バックアップ

そして今回の出店では、彼らが最も尊敬する支那そばや・佐野しおり氏が、彼らの強い想いに応え、人員・食材面で全面バックアップ。

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支那そばや 佐野しおりさん(写真中央)

「こんなに真剣にラーメンと向き合う職人に出会ったのは久しぶりです。彼らのその想いに心を動かされました」と佐野氏も語ります。

 

タイ発、日本経由で"本場"に挑むラーメン
日本の職人たちが称賛し、タイのラーメン文化を変えた、あの一杯が、新横浜で味わえます。

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◎「新道らぁ麺」味の特徴

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新道らぁ麺

 

・旨味で支える、″新しいかえし″の世界

新道らぁ麺の真骨頂は「かえし」「香味油」にあります。
まず中核となる"かえし"は、大量のあさりを煮干し、羅臼昆布、干し椎茸の和風出汁で煮込み、高濃度に煮詰めたあさり出汁をベースに、タイの食文化を象徴するナンプラー、オイスターソース、そして数種類の高級国産生揚げ醤油を絶妙にブレンドしています。

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大量のあさりを煮干し、羅臼昆布、干し椎茸の和風出汁で煮詰める

 

タイ料理は「甘・酸・塩」の三味+「辛」のバランスが命。
その基礎を支えるのがナンプラーとオイスターソースです。
今回使用するナンプラーの原材料はイワシ・塩・砂糖のみで、保存料・化学調味料を一切使用せず、24か月熟成させた最高級品です。

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24か月熟成のナンプラー

 

また、オイスターソースは中国発祥ながら、19〜20世紀初頭に潮州系・海南系の華僑がタイに持ち込み、現地で独自の発展を遂げた調味料。砂糖・ナンプラー・オイスターソースの三位一体で、タイ人が好む「甘・酸・塩」の三味+「辛」のバランスを表現しています。

この"タイの旨味理論"を、日本の出汁文化と融合させたことこそ、新道らぁ麺最大の革新です。日本の醤油文化に東南アジアの魚醤特有の複雑さと甘みを重ねることで、塩味に頼らず"旨味で支える塩分"という深い世界を実現。
それはもはや「醤油でも塩でもない、"新しいかえし"」と呼ぶにふさわしい味わいです。

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醤油でも塩でもない、"新しいかえし"

 

・香味油で構築する二重奏

香味油は2種類を仕込みます。
ひとつは、大量のムール貝をじっくり揚げる"ムール貝油"。香りと旨味を油に移し、繊細な磯の香りを纏わせます。

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ムール貝オイル

もうひとつは、鶏油に煮干しを加え、じっくり香味を移した"煮干し油"。この2種を組み合わせることで、スープの透明感を損なわず、香りの層が何段にも重なるような立体的な味わいを生み出しています。

 

・日本の淡麗系の技術をベースにしながら、タイの感性と気候が育んだ「旨味と香りの再構築」

スープは名古屋コーチンの丸鶏・鶏ガラ、豚肉、そして大量のあさりから取ったスープに、羅臼昆布と干し椎茸で取った和風出汁を重ね合わせた、動物系と魚介系が融合した透明スープは、まさに内に秘めた情熱を感じる、一杯の芸術です。

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名古屋コーチンの丸鶏・鶏ガラを中心としたスープ

 

・アジアの香りと日本の技の融合

具材には、2種類のチャーシューを用意。
「豚肩ロース」はオイスターソースと醤油でマリネし、低温でじっくり火入れ。もう一方の「豚バラチャーシュー」は、厳選された醤油にきび糖の自然な甘味を加えた、 "アジア的な旨味チャーシュー"です。
しっとりとした肉質と、香味油との一体感が楽しめます。

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特製には低温調理の鶏チャーシューも入ります

 

・Dew氏が惚れこんだ国産小麦

麺は、パートナーのDew氏が惚れ込んだ北海道・美瑛産「春よ恋」を中心にブレンド。この小麦を使えるのは、支那そばやの佐野しおりさんのご厚意あってのこと。
そのご縁に、Dew氏も胸を躍らせています。旨味がありながらも滑らかな中細ストレート麺で、スープを軽やかに引き上げ、香りを纏いながら喉の奥へと消えていきます。

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・一杯の中に、日タイ両国の「熱」と「理」が共鳴する

繊細な火入れと論理的な設計、そして職人の情熱。
それらが一体となった「新道らぁ麺」は、日本の職人たちが称賛し、タイのラーメン文化を変えた"逆輸入の象徴"です。淡麗のその先へ、静かで、力強い一杯がここにあります。