お知らせ 2026.03.10
【予約開始:3/13(金)20:00】一風堂 創業者 河原成美の対麺 ACT.4 GUEST ACT 辻仁成 Mar,30
日本のみならず世界のラーメン界を牽引し続ける一風堂 創業者・河原成美さんがメインアクトとなり、日頃から深い縁で結ばれた4名の店主をゲストに迎える"対麺"形式で開催する「一風堂 創業者 河原成美の対麺」
対麺の最後を締めくくるのは辻仁成さんです。
◎開催概要
対麺.4|開催日:3月30日(月)
GUEST ACT:辻仁成
営業時間・・・11:00OPEN~21:00L.O.【完全予約制】
※売切れで早く終了する可能性もございますのでご了承くださいませ。
※辻仁成さんも当日、会場に立つ予定です。
ただし、滞在時間は限られており、当日の状況によりお会いできない場合もございます。
場所:新横浜ラーメン博物館 地下1階「ラー博Limited」(博多一双前)
◎ご予約方法
ご予約はLivePocketによる先着販売・事前決済制を導入いたします。
どなた様でもご予約いただけます。
※事前決済はクレジットカード及びコンビニ払いとなります。
※チケット1枚ごとに、システム利用料165円(税込)がかかります。
※コンビニ払いの場合は、手数料220円(税込)がかかります。
※コンビニ払いは期限が過ぎると無効となります。
予約開始日:3月13日(金)20時
予約ページはこちらです
https://livepocket.jp/e/qavpx
※LivePocketは事前登録が必要です。
予約開始前までに登録をお済ませください。
◎辻仁成さんプロフィール
プロフィール|辻仁成(Hitonari Tsuji)
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。
◎河原成美さんとの出会い
今回のご縁は、いくつもの出来事が重なって生まれたものだったそうです。きっかけの一つとなったのは、フランスの一風堂がパリの名門劇場「オランピア劇場」のスポンサーを務めていたことでした。そのつながりから交流が生まれ、博多で開催されたライブにも足を運んでくださったといいます。
その後もご縁は続きました。個展にも来場していただき、展示していた作品を購入してくださるなど、交流は少しずつ深まっていきました。そこで感謝の気持ちを込め、自身がプロデュースしているレストラン・ギャラリーにお招きし、手作りの料理を振る舞ったそうです。
そうした時間を共にする中で、話題は自然とラーメンへと広がっていきました。そしてその席で、思いがけない言葉をかけられます。
「ラー博に出てみませんか。」
さまざまな出来事がつながり、新しいご縁が生まれました。いま、その距離は一気に縮まり、新横浜ラーメン博物館での新たな展開へとつながろうとしています。偶然のようでいて、どこか必然にも感じられる出会いが、新しい物語を生み出そうとしています。
◎とんこつにヨーロッパの風が吹く日
今回のラーメンセッションで辻仁成さんが表現する一杯は、まるで一皿の料理のように物語を持ったラーメンです。ベースとなるのは一風堂が誇る濃厚で旨味深いとんこつスープ。その力強い土台の上に、辻さんが愛してやまない味噌が重なります。
味の要となる味噌ダレには、長野県産の米麹味噌を二種、長崎の麦味噌、そして仙台の赤味噌を合わせ、地域ごとの個性をひとつの調和へと導いています。味噌の甘み、コク、奥行きがとんこつスープと溶け合い、どこか懐かしくもありながら、新しい余韻を感じさせる味わいに仕上がっています。
麺は平打ちのちぢれ麺(10番)。使用する小麦は、生パスタ用の「パスタフレスカ」を100%使用しています。しなやかで弾力のある麺は、どこか南イタリアの食卓を思わせる風合いを持ち、味噌と、とんこつの濃厚なスープをしっかりと受け止めながら、軽やかな口当たりを生み出します。
そして具材には、辻さんらしい遊び心と美意識が散りばめられています。香り高いカルピスバターが溶け出すことで、スープにまろやかなコクが加わります。さらに、ネパール原産の希少なスパイス「ティムットペッパー」を添えることで、グレープフルーツのような爽やかな柑橘の香りと、山椒にも似た痺れる刺激が広がり、食べ進めるほどに味の表情が変化していきます。
主役ともいえるチャーシューは、イタリア中部地方の伝統的な豚肉のローストした郷土料理「ポルケッタ」をイメージ。ローズマリー、セージ、パセリ、レモンの皮、にんにく、オリーブオイルをペースト状にしたハーブのパテを、豚バラ肉に丁寧に擦り込み、塩で味を整えて一晩寝かせます。
その後フライパンで焼き色をつけ、オーブンでじっくり火入れ。
また、焼き上げた肉汁(ジュー)は、味噌ダレに加えることで、ラーメン全体に深い旨味とハーブの香りが溶け込んでいきます。
仕上げには、クレソンやハーブサラダ、緑と黄色のズッキーニのピクルスを添え、爽やかなアクセントを演出。半熟の塩玉子、エクストラバージンオリーブオイルが加わることで、ラーメンでありながら一皿のコース料理のような立体的な味わいが完成します。
とんこつ、味噌、ハーブ、そして南イタリアのエッセンス。
ジャンルの境界を軽やかに越えながら、一杯の中で重なり合う香りと旨味。
辻仁成さんが紡ぐこのラーメンは、ただ食べるだけではなく、味の物語を楽しむ一杯です。レンゲを運ぶたびに新しい表情に出会える、まさに"セッション"と呼ぶにふさわしいラーメンと言えるでしょう。
商品名:天下無双のポルケッターメン
価 格:2,000円(税込)
※このメニューは完全予約制です。
◎セッションごはん「炙りポルケッターハン」
ごはんの上に、薄切りのポルケッタをさっと炙ってのせ、香ばしさを引き立てた一杯。そこに バルサミコ醤油ソース を合わせ、さらに カルピスバターとクレソンを添えることで、コクとまろやかさがごはんとポルケッタをやさしく包み込みます。仕上げには ティムットペッパー。ラーメンの余韻とともに楽しみたい、もう一つの小さな主役です。
商品名:炙りポルケッターハン
価 格:500円(税込)数量限定です。
こちらの商品は食券機にてご購入いただけます。
◎新刊を限定で発売
新刊 光文社『キッチンとマルシェのあいだ』 の発売を記念して、辻仁成さんの書籍を当日限定で販売いたします。
ご購入をご希望の方は、食券機にて「書籍券」をご購入ください。
購入後、その食券を店内スタッフにお渡しいただくと、書籍と引き換えいたします。
◎今回の対麺に向けての意気込み
今回のお話をいただいたとき、まず思ったのは「これは河原さんがいてこそ成り立つ企画だ」ということでした。ですから、参加させていただく以上は、河原さんの顔に泥を塗るようなことだけはできないな、と身の引き締まる思いでいます。
ラーメンの世界で河原さんが築いてこられたものの大きさは、私のような立場から見ても本当に特別なものです。そんな企画の場に呼んでいただけたこと自体が光栄ですし、だからこそ自分なりにしっかりと向き合ってみたいと思いました。
私は現在フランスで暮らしていますし、もともと食べることが大好きな、いわゆる"食い道楽"でもあります。日々さまざまな料理や文化に触れる中で、「もし自分がラーメンを作るならどんな一杯になるだろう」とあれこれ考えてみました。
そうして生まれたのが、少しだけ西洋のエッセンスをまとった、ちょっと"西洋かぶれ"とも言えるようなラーメンです。日本のラーメンという文化をベースにしながら、フランスでの生活や食体験の影響もどこかに感じられる、そんな面白い一杯になればいいなと思っています。
当日、皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいですし、この企画ならではの一杯として記憶に残るものになれば何よりです。
辻仁成
